健康な胃を保つための習慣術

戦後70周年を迎え、経済発展を成し遂げた日本は物質的には非常に豊かになりました。しかし、それに伴い、生活習慣の乱れや過重労働などのストレスから生活習慣病にかかってしまうケースも多くなります。特に外食により高カロリーで脂分の多い食事が与える胃への負担は大きくなるばかり。人間の健康は食事からと言っても過言ではありません。そこで今回は健康な胃を保つための習慣術をご紹介いたします。

◆胃がんが長らくトップだった?
日本人のがんの部位別死亡率第一位は肺がんです。しかし、最近までは長く一位に君臨していたのが胃がんでした。しかし、罹患率だけだと胃がんがトップです。また、胃はストレスなどでも影響を受けやすく、傷つきやすい内臓でもあります。胃炎や胃潰瘍は日常茶飯事であり、それががんにつながる可能性もあります。(もちろん、胃炎や胃潰瘍が全てがんにつながる訳ではありません)

◆悪玉菌の代表格ピロリ菌が胃に与える影響
胃炎や胃潰瘍は食事やストレスが原因とされてきましたが、最近ではヘリコバクター・ピロリ菌(以下、ピロリ菌)が大きく関係しているのではないかと疑われています。このピロリ菌は胃の粘膜を傷つけ、炎症を引き起こします。適切な対処をせず、ピロリ菌による炎症が続くと慢性胃炎となってしまいます。現在、日本人の50代以上の約8割はピロリ菌に感染しているとも言われています。

◆毎日の食習慣
胃腸を健康に保つためには普段の食習慣が大切です。例えば、寝る前に食事をしない、朝食を抜かないなど、誰でも気軽にできる習慣があります。寝る前に食事をすると消化力がおち、肥満の原因にもなります。また、外食でありがちな脂っこい食事は胃に長く残るため、食べ過ぎないようにしましょう。唐辛子のような刺激の強い香辛料、塩分が多い食事や味が濃いものは胃酸を過剰に分泌するため、避けたほうが良いでしょう。空腹時のアルコールの摂取、アルコールの飲みすぎ、喫煙も胃に悪影響を及ぼしますので極力控えましょう。十分な睡眠と休養を取り、早寝早起をするなど規則正しい生活を心がけましょう。また、適度な運動はストレス発散になります。ストレスを減らしていくことも胃の健康を保つ大切な要素です。

◆食事から胃を健康にする
胃もたれ、胃痛、便秘などを抑制するためにも胃の粘膜の再生を促すビタミンUが含まれた食材を摂取しましょう。キャベツ、セロリ、レタスはビタミンUが多く含まれており、胃酸の分泌の抑制作用もあります。その他、牛乳、りんご、バナナ、ヨーグルト、たまねぎ、大根、豆腐・納豆などの大豆製品は胃に優しいのでおすすめです。

いかがでしたか。胃は全ての健康に始まりの器官でもあります。規則正しい生活と食事、適度な運動、また悪玉菌の抑制などが長期的に胃がんや胃潰瘍を防ぐことができます。少しずつでもご自身の生活習慣を見直されると良いかもしれません。また、専門的な食事や治療を受けたい方は管理栄養士や医師に相談することも良いでしょう。

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